エネリスト

電気に関するあらゆる情報をお届け

クラウドを利用すれば節電効果が!大手クラウドの省電力・再生エネルギー対策を紹介

   

クラウドを利用することで節電効果が期待!
会社の中にはクラウドと言って、ネット上でデータの管理を行うところも出てきています。パソコンが故障したとしても、クラウドで情報管理されているのでデータが失われる心配があります。そしてもう一転、クラウドを利用することで節電効果が期待できます。

たとえば社内でサーバーの運用をしているときと比較しましょう。自社サーバーを運用するとなると、サーバーは年中無休で電源を入れた状態にしなければなりません。またサーバーを動かすということは熱対策を施す必要もあり、サーバールームは冷房を常に入れた状態にする必要があります。となるとかなりの電力を消費する必要があります。

しかしクラウドを導入した場合どうなるでしょうか?プライベートクラウドと言って自社にクラウドを持っている場合、サーバーが仮想化するので今までと比較してサーバーの保有台数をぐっと絞り込むことが可能です。ですから消費電力を少なくできます。

もしパブリッククラウドと言って外部のクラウドを利用すれば、会社の外部で管理することになります。ということは自社サーバーを利用していた消費電力をゼロにできるわけです。クラウドを利用するにあたって、パソコンを使用した時の電力だけにできるのです。

ちなみに東大グリーンICTプロジェクトと言って、50の企業や団体が参加してコンソーシアムを結成するプロジェクトがあります。

この中でクラウドシステムを導入しているのですが、消費電力量はピークで平均44%研究室の中には最大70%もの削減に成功したといいます。限られたエネルギーをいかに効率的に活用するか、クラウドが重要なカギを握っていると言って良いでしょう。

主要クラウドの節電効果

では具体的にクラウドを利用した場合、どの程度の節電効果が期待できるでしょうか?
たとえばニフティクラウドの使用している仮想サーバーですが、一般的なサーバーと比較すると発熱量がきわめて小さいといいます。2011年のニフティ調べによると、サーバーの消費電力を90~95%程度の節電効果が見込めます。

また先ほども紹介したようにサーバー運用するためには、冷却するための電力も必要とされます。ニフティクラウドを利用した場合、サーバールームの冷却にかかる電力量を91~95%程度削減できるといいます。

IIJ GIO仮想デスクトップサービスを利用してみると、従来のサーバーを利用した場合と比較して17~50%程度の節電効果が期待できます。このようにクラウドサービスを利用すれば、かなりの電力消費を節約できるわけです。

再生可能エネルギーを利用したクラウドサービスも

アメリカでは、再生可能エネルギーしか利用しないデータセンターの建設が進められています。FacebookやGoogleではすでに事業をスタートさせています。またAmazon Web Serviceも2016年末までにデータセンターの商品電力の4割を再生可能エネルギーで賄うという対策を進めていきます。

ちなみにFacebookが5番目に建設したデータセンターですが、その動力の100%を風力発電から供給されることになっています。
またGoogleが2015年6月に発表したデータセンターについてもテネシー川流域開発公社の提供する再生可能エネルギーを利用するとしています。さらには閉鎖予定になっている火力発電所をデータセンターに改装するという計画を立てています。

このように世界では、クライドサービスの動力源として再生可能エネルギーを利用する試みが進められています。日本ではまだこの段階に至っていませんが、世界の潮流に乗って今後ますます節電への努力が求められるでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 5
    follow us in feedly

  関連記事

電気不足時に大活躍するデマンドレスポンスってなに?

電力自由化になって、電力需要と供給をあわせるのがいよいよ難しくなったと言われてい …

FIT電気とは? 意外と知らないかも…自然に優しい電力ではあるが、国民の生活を圧迫しているらしい

太陽光発電が日本中で爆発的に増えました。なぜだか知っておられますか? それは「F …

節電意識の高まりによって生じた新たなビジネスネガワット取引とは何か?

同時同量から生まれたデマンドレスポンス 電気というのは貯めることができないので、 …

なるほど、だから石油会社も電力販売をはじめたのか! 思わず唸る4つ理由

電力自由化となり、どんな会社が電力販売をはじめたのかを見ていくと興味深いことが分 …

手動発電機いつ買う?今、買ったほうがいい3つの理由。 ラジオ ライト以外にもこう使える

災害時に必要になる懐中電灯。電池タイプのものに加えて最近では手回しで発電できるタ …

2030年 火力発電は消滅する危機 その興味深い理由とは?

電力というのは貯めることができないので、その時々の電力需要に合わせて、電力を発電 …

電力自由化で当然増える新電力への勧誘 彼らが触れないこのデメリット 

電力自由化後必ず増えると言われているのが電話や訪問による新電力への勧誘です。新電 …

節電するとポイントが発生?ネガワットマンションを紹介

デマンドレスポンスサービス付きマンション 節電という考え方は東日本大震災の時の福 …

未来の電力の情報交換 スマートエネルギーWeekで示された水素電力という方向性

これから日本の電力はどうなっていくのか?それがひと目で分かる博覧会が開かれている …

ゴールまであと少し!2019年核融合発電による電力供給開始か?

核融合発電実現までもう少し 核融合発電はかつて「夢のエネルギー」と言われていまし …