エネリスト

電気に関するあらゆる情報をお届け

再生可能エネルギー普及を妨げる「高コスト」問題検証と「低コスト」化への道筋考察

   

太陽光や風力・バイオマスといった再生可能エネルギーは、環境に優しいエネルギーだという認識から、日本における早期の普及が期待されています。

しかし現状はどうかというと、「再生可能エネルギーは高コスト」という認識が一般的となり、普及が進まない傾向にあるようです。

実際日本政府が過去におこなった試算によると、既存エネルギーによる発電コストより再生可能エネルギーによる発電コストのほうが倍以上かかったという例も。

しかし世界を見てみると、日本とは逆に再生可能エネルギーのほうがコストがかからないというイメージが広まっています。

既存エネルギーの枯渇化の問題や自国でのエネルギー供給率アップなど国の将来にプラスになるよう、日本で再生可能エネルギーの発電コストが高い理由と、今後の低コスト化への道筋・可能性を探ってみましょう。

日本の再生可能エネルギーは「設置コスト」が高い!?

再生可能エネルギーの中でも最も認知度が高い「太陽光発電」。一般家庭でも屋根にシステムを設置しているイメージが強いですが、実際にシステムを導入しようと思うと意外と高い費用に驚くのではないでしょうか。

なぜ設置コストが高いのかというと、太陽光発電業界では成熟した価格競争のシステムがまだうまく機能していないため、との分析があるようです。

海外の太陽光発電事業者が参入する場合にも、認証を受けるために大変煩雑な手続きが必要とのことで、海外からもなかなか事業者が参入できない状態にあります。その他にも、電力網と太陽光発電システムの接続工事をする必要があり、工事費や部品代なども費用が重なっていく要因です。

徐々に進む国内での再生可能エネルギーの「技術革新」

現在の日本は再生可能エネルギー分野において、ヨーロッパやアメリカなど進んでいる国に比べると「後進国」だという表現が使われてもそれほど違和感がないように感じます。

しかし日本という経済的にも比較的に進んでいる国の市場を、外国資本が放っておくわけがありません。アメリカの大手太陽光発電企業が、着々と日本進出の地盤を固めようとしています。また日本の大手総合通信企業もアメリカの太陽光発電企業を買収するなど、積極的な太陽光発電システムの事業展開を計画しています。

その他太陽光発電システムだけでなく、風力やバイオマスなどを利用した再生可能エネルギーのシステムの設置も、日本各地で続々と進められているようです。

まとめ

現代の便利な世の中、何事においても「技術革新」は日に日に進んでいます。それは太陽光発電など再生可能エネルギー業界でも同様です。

現在の高コスト状態で再生可能エネルギーの設置を検討するよりも、システム開発の技術革新がさらに進んで価格が下がってきたときに設置の検討をしたほうが良いのかもしれませんね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 4
    follow us in feedly

  関連記事

電力・ガス会社の過剰な設備投資の原因に?電気・ガスは無駄の多いシステムなのか!?

電力・ガス自由化に伴ってどんなシステムで運用されてきたのかが注目されるようになっ …

電力の需要はどのように満たされているの?DSSとWSSについての基礎知識

電力の需要は刻々と変わります。電力需要で一番小さな単位であるわたしたちの家庭では …

電力自由化で事業隊が増加・IPPとは何か?

新電力やPPSとどこがどう違うのか?   発電をする事業者 従来日本の …

2016年の2大改革マイナンバー制度と電力自由化-具体的にどんな影響が及ぶのか

2016年の目玉改革が及ぼす影響 2016年の2大目玉改革と言えばマイナンバー制 …

電力自由化は最近のことではない?今までの法改正の経緯を紹介

電力自由化と言われる2013年の法改正を紹介 1995年から始まった 最近しきり …

海外の事例に見る再生可能エネルギーがもたらす明るい未来

再生可能エネルギーは、枯渇の心配がなく自然にも優しいエネルギーとして近年注目され …

石油ショックと気候変動問題・電力自由化を促した2つの事象を紹介

  脱英国病が電力自由化の走り   日本でも今度一般家庭を含 …

電力自由化=電気料金は下がる わけではない3つの要因

「電力小売が自由化になったら、価格競争が始まって各社値下げを始めるので、電気料金 …

電力自由化で注目が集まるPPS(新電力)って何?

電力自由化がスタートするにあたってPPS(新電力)というキーワードを耳にすること …

なぜ? 電力初心者と電力玄人が電力会社を変えない3つの理由

電力自由化が始まったのに不思議なことに、いまだ以前と旧電力会社を利用し続けている …