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電気小売自由化後 電気自動車もっとも効率よく活用するには?

   

電力自由化がいよいよ始まり、電力がどこからでも買えるようになった今、電気自動車の活用法に注目が集まっています。

電気自動車とはガソリンを使わないで電気だけで走る自動車のこと。この電気だけで走るという特長を生かしたどんな活用法があるのでしょうか?電力小売自由化後に電気自動車を活用する最も良い方法を見てみましょう。

電気自動車を効率よく活用するには

電気自動車は電気を充電することによって走ります。充電の方法には2種類あります、1つは急速充電と呼ばれるもので30分で約80%の充電が完了します。もう1つの方法は通常充電で8時間かけて(11時間かかるものもある)ゆっくり充電する方法です。

急速充電はバッテリーに負荷がかかりますから、バッテリーを長く使いたいなら当然通常充電がいいでしょう。では8時間かけていつ充電するのがいいのでしょうか?当然、電力が安い時間帯、つまり深夜料金を活用して充電するのが最も効率よく充電する方法です。ところが今まで非常に安かった深夜電力に電力自由化によって変化が生じているのです。

電力自由化後の深夜電力の変化

電力自由化前と電力自由化後は電気自動車を使う人にとって大きな変化が生じました。それは電力自由化を期に深夜電力が値上げされたことです。ではも深夜電力はなぜ安かったのでしょうか。それは原子力発電があったからです。

原子力発電所というのはいったん発電を始めると発電効力を維持するために24時間発電し続ける必要があったので、電力需要の少ない深夜は電力が余る傾向にありました。それで原発が正常営業している時代は夜間電力を安く提供できたのです。

しかし原発が全国的に停止に追い込まれている今、深夜でもコストのかかる他の発電方法で発電せざるを得ず、深夜料金を安くするメリットがなくなっていたのです。それでも一般電気事業者(旧国営の電力会社)は料金体系を変えられずにいました。

しかし2016年4月に電力自由化が始まって料金設定において経済産業省のおうかがいが必要なくなり、格安の深夜電力はなくすことができたのです。自由化前は1kwにつき10円前後深夜電力が購入できたのに、自由化後は深夜でも15円前後です。

深夜に安い電力で8時間かけてゆっくり充電するのが基本の電気自動車にとっては大きな痛手でしょう。といっても一般電気事業者、小売電気事業者ともに深夜電力は昼間より安くするプランを用意しています。電気自動車を活用している人は昼間の電力が多少割高でも深夜電力を安く購入できる会社とプランを選ぶといいでしょう。

自由化後の電気自動車は活用される?

深夜電力は上がったもののそれでも電気自動車はガソリンで走る車より効率が良いので活用が見込まれます。例えば日産のリーフは自由化前は深夜電力で充電するのに250円ほど掛かっていました、自由化後は1.5倍の400円弱です。

それでも400円弱で200km走れるのです。これを燃費のいい車の代表プリウスと比較してみましょう。プリウスはリッター30km走ります。仮にリッター100円でレギュラーを購入したとしても、666円で200km走ることになります。やっぱり電気自動車のほうが割安であるのがわかるでしょう。

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