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電力の需要はどのように満たされているの?DSSとWSSについての基礎知識

   

電力の需要は刻々と変わります。電力需要で一番小さな単位であるわたしたちの家庭では、時間帯によってどのように電力の使い方が変わりますか。

例えば、日中は不在であまり電力は必要でなくても、夜には必要になる場合もあることでしょう。

このように電力需要は昼間と夜間で差が生じます。さらに年間を通しても変化が生じます。夏や冬の時期であれば、エアコンなどの使用で電力を普段よりも多く消費することでしょう。

こうした需要の変化が地域ごとに生じます。
現在電力は石油や天然ガスのように大量に貯蓄しておくことができません。そのために莫大な場所と費用が必要だからです。

必要なときに必要な分だけ電力を作らなければなりません。発電所では、電力の需要の変化にどのように対応しているのでしょうか。現在日本では、発電所の特徴によって電力の需要に見合った作り方をしています。

ここで大切なのが、DSS・WSSという供給の方法です。これは何の略でしょうか。

 

DSSとWSSとは何の略?

DSSとは、「日間起動停止(daily start stop)」の略です。

日中は発電機を稼働させ、夜間の電力需要が少ない時間帯は止めるという運転方法です。

WSSは、「週末起動停止(Weekly start stop)」の略です。DSSと同じ考え方で、電力需要が少なくなる日曜日などの週末に火力発電所の発電機を停止させ、週明けにふたたび起動させることを指します。

 

どのように運転しているの?

発電所の種類は、原子力、水力、石炭火力、LNG火力などさまざまです。その中でも特徴があり、いったん動かすと簡単には止められないものや、起動停止が容易な発電所もあります。

例えば、原子力発電は核分裂を熱に変え、それを電力に変換しています。容易に想像できますが、核分裂は電源スイッチのように簡単にON/OFFできるわけではありません。

なので、毎日基本的に必要な電力需要をカバーするのに向いている発電所と言えます。それとは反対に、天然ガス(LNG)や石油を使った火力発電所では起動停止の容易さや起動時間が早いということが特徴です。

これからお昼にかけて電力需要が増えそうだ、これからピークになるという時に弾力的に稼働させることができます。

電力を必要とするのは、一般家庭だけではありません。公共の交通機関や企業でも大量に電力を必要としています。さらに気候によっても電力需要が変わります。

電力を供給する側が考えるのは、こうした電力の需要の変化だけではありません。発電所の特徴によって、ずっと稼働させておくのがよいものと、必要なときに稼働させると力を発揮できるものがあります。

わたしたちの毎日使う電力が、発電所の運用方法によって上手に供給されていると実感できるでしょう。

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