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ロードカーブの基礎知識−ロードカーブとは何?なぜ必要なの?

   

ある猛暑の夜に、エアコンのついた部屋の中でドライヤーを使おうとしたとたん、部屋が真っ暗になり、ブレーカーを探すのに苦労したという経験をされたことのある方がいらっしゃるかもしれません。

こうしたことを何度か経験すると、「今度はアンペアを上げようか」ということになります。

でもドライヤーを使ったせいで町全体が真っ暗になってしまうということは考えられないです。

当たり前のことに思えるかもしれませんが、どのように行なわれているのでしょうか。ここで必要なのが「ロードカーブ」です。負荷曲線とも呼ばれています。
これは何のことでしょうか。わたしたちの生活とどんな関係があるのでしょうか。

 

ロードカーブとは電力量の変化を表したグラフのこと

ロードカーブとは、電力需要が時間とともにどのように変動するかを表す曲線のことです。「負荷曲線」という言葉は、電力を供給するときの大きさが負荷に相当するので、この用語が使われています。

電力の需要は一日単位での変化に加え、一年単位での変化を表す場合があります。

例として、一日単位でのロードカーブを見ると、グラフの左から右にかけて時間の変化が表され、上下の数値で電力量の変化が表現されます。

ロードカーブのピークに達した部分を一日の最大電力と表現します。

一日の変化を見ると、朝から正午にかけて電力の使用量は急速に増加します。夕方6時以降だんだん減少していき、夜中にかけて昼間の約半分ほどになります。
ではなぜロードカーブが必要となるのでしょうか。二つの理由を考えましょう。

 

ロードカーブはなぜ必要?2つの理由は?

なぜ電力供給のさいにロードカーブが重要なのでしょうか。
1番目の理由は、電力は貯蔵が難しいことです。

電力は発電所で生産されるのと同時に各地で消費されます。

貯蔵することも難しいので、必要な電力を供給するためにロードカーブを必要とします。2番目の理由は、電力を供給するための設備の準備に費用と期間がかかることです。

一つの発電所を建設する際に、億単位の費用がかかることでしょう。さらに、建設の際には用地を買ったり、安全性を確認して認可を得ることが必要です。

結果として一つの発電所が稼働するまでには何年もかかります。
わたしたちが「今度はアンペアを上げようか」と簡単に変更できるものではないことが分かります。

電力の需要は発電所を増やせばすぐに解決できるものではありません。

他にも変電設備や受電設備がどれくらい必要になるか、どんな設備を設計すればよいかを判断する上で、ロードカーブが大切な情報を提供していることに気づかれるでしょう。

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