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卸電力取引での「ブラインドシングルプライスオークション」とはどんなオークション?

   

平成28年4月から日本卸電力取引所でいくつかの制度変更が始まりました。

それにともない、時間前市場ではブラインドシングルプライスオークションという方式で取引されることがなくなります。

しかし、一日前市場(スポット市場)では引き続き、ブラインド・シングルプライスオークションが用いられます。どのような約定方法でしょうか。

取引によっては、ブラインド・シングルプライスオークションが用いられなくなりますが、それはなぜでしょうか?そもそもブラインド・シングルプライスオークションとはどのような方式の取引でしょうか。

 

ブラインド・シングルプライスオークションとは何?

ブラインド・シングルプライスオークションという言葉からすぐに「オークション」であることは容易に想像できるかもしれません。

わたしたちがネットなどでオークションをする時には、大抵一つの商品に対して値段をつけ、一番高い価格を提示した人が購入します。

卸電力では、一つの商品をいくつもの会社が買います。
ではどのように値段を決めるのでしょうか。「ブラインド」という表現から、他の電力会社は、他の電力会社がいくらで電力を買いたいのか見えないということがわかります。

「シングルプライス」なので、この取引では、取引の価格は一つだけになります。
つまり、自分がいくらで入札したかにかかわりなく、約定の価格で取引することになります。

なので、電力を売りたい場合に、約定価格よりも低い価格で入札したならば、約定価格で販売することができます。
また反対に、約定価格よりも高い入札なら、低い価格で売ることになります。
では、ブラインド・シングルプライスオークションのメリット・デメリットは何でしょうか?
 

ブラインド・シングルプライスオークションのメリット・デメリットは?

ブラインド・シングルプライスオークションのメリットは、他の会社に入札額や会社名が見えないことです。
それで会社の状況に見合った価格を提示でき、まとめられた価格から平均的な価格で電力取引できます。それで新規であれ大手であれ統一した価格で取引できます。

取引価格が固定されるのは、メリットでもあり、デメリットといえるかもしれません。
卸電力市場での電力の価格は刻々と変化します。さらに、購入する電力量が多いのでもう少し安い価格で取引を行ないたくてもそうできない場合もあるかもしれません。

さらに、電力を売りたい場合でも、希望の価格よりさらに安く売ることになるので、不満の残る取引になるかもしれません。

卸電力取引で公平さは重視したいところです。
そして、以前から電力事業を展開している企業だけではなく、新規に参入する電力会社にとっても公平に、リーズナブルな価格で取引がなされることが期待されています。まだ卸電力取引は変化の過程にあることがわかります。

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