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2016年4月に始まったばかりの電力自由化で、現段階で人気のある新電力会社ベスト5

   

電力小売市場が全面自由化されたまだほんの少ししか時間は経っていませんが、現段階で人気の新電力会社のベスト5を紹介します。

まだ切り替えを考えてはいるけれども実行していない方には大きな参考になるでしょう。

第1位 ソフトバンクでんき

・概要
ソフトバンクでんきは、ご存知、大手通信会社のソフトバンクが東京電力と提携して参入して提供する電気です。

3つのプランと再生可能エネルギーのプランで、どれもおトクに節約ができるようになっています。対象地域は東京電力エリアだけでなく、中部電力、関西電力のエリアです。

・人気の理由
ソフトバンクでんきとすでに契約が済んだ世帯は大幅な値下げ率が決め手になっています。
携帯電話や家庭のネットをまとめた「おうち割」だと、3人家族で2年間最大148,800円も安くなるのです。

自社で太陽光発電所を用意するなど再生可能エネルギーに関心がある世帯も注目です。

・デメリット
ひとり暮らしなどのあまり電気を使わない世帯は値下げ幅があまり大きくありません。

また、ソフトバンクの携帯などを使っていない人も大きなメリットを享受できないので、携帯電話やネットの契約も視野に入れるといいかもしれません。

第2位 東京電力エナジーパートナー

・概要
東京電力エナジーパートナーは東京電力が自由化に当たり子会社化した企業で、東京電力から切り替えていない世帯は自動的にこの会社で契約したことになっています。
ですので、関東圏内では今現在、最も契約世帯が多い電力会社です。関東だけでなく、中部や関西でも供給開始していて、TポイントやPontaポイントとも提携しています。

・人気の理由
これまでの東京電力の料金プランを継続できる上、これに対応した新プランも多くて選択肢に優れています。
深夜割引やオール電化系の契約区分などの料金体系も引き継いでいて、かゆいところに手が届いています。

・デメリット
東京電力時代のプランで最大限に割引を受けることができていた世帯は新プランに乗り換えない方が得な場合があります。
ウェブサイト上のシミュレーターなどを使って、実際に安くなるかを確認してから検討するべきです。

第3位 ENEOSでんき

・概要
ENEOSでんきはガソリンスタンドを運営するENEOSが一般家庭向けに始めた電力サービスです。
石油会社ですので自社の発電施設も大きく、今回の自由化以前に始まっていた法人向け電力販売なので実績も豊富。安心の供給力が魅力です。

・人気の理由
ポイント制度が人気です。Tポイントなどのほか、ENEOSカードがあればガソリン代や軽油が安くなる特典があります。
契約した人は「電気料金をENEOSカードで支払えばENEOSのガソリンスタンドでガソリンがリッター1円ほど値引される」ことがきっかけだったそうです。

・デメリット
「自由化直前の2016年3月末に『初月電気料金から2000円割引キャンペーン』実施中に申し込んだのですが、4月末になっても加入確認などの連絡がありませんでした。と対応に少し不満を感じているという声がありました。

第4位 昭和シェル石油

・概要
昭和シェル石油はガソリンスタンドで有名な企業で、全面自由化以前から法人向けに電力供給の実績を積んでいます。全面自由化ではガソリンがリッター10円安くなるなどのメリットや、電気料金自体も1KWhあたり1円安くなり、かなりおトクになりそうです。

・人気の理由
特に自家用車を保有している世帯では電気と燃料費を安く抑えられることが人気です。

・デメリット
供給は東京電力管轄内のみなので、ほかの地方の世帯にはまったく関係がない電力会社だという点が大きなデメリットです。

第5位 東京ガス

・概要
東京と近郊でガス販売を手掛けるガス会社大手の東京ガスも参入しています。
発電所も順次建設が進んでおり、今後はさらに電源強化が進み、安定供給が期待されます。

・人気の理由
セット割引の内容が充実しています。ガスだけでなく、インターネットのセット料金まであるほどです。また、自由化後の業界でトップクラスの電気料金の安さがあります。

さらに、都市ガスの自由化が2017年4月に始まりますから、今後もさらに期待できます。
契約者の決定打は「契約に2年縛りがないこと」が理由になっている人が多いです。

・デメリット
東京ガスでは大規模な発電所建設計画に石炭火力発電所が含まれている点です。
石炭は発電コストは安いですが、LNG(液化天然ガス)の2倍もの二酸化炭素を排出するため、環境に優しくありません。
地球環境を考えなければならない昨今においては大きなマイナスポイントになるでしょう。

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