エネリスト

電気に関するあらゆる情報をお届け

こんなはずじゃなかった… 電力自由化でこ~んな苦情が上がっている

   

世の中悪い人がいるものです。電力自由化が始まるというころ、電力自由化を利用した詐欺が頻発しました。

年配者や信じやすい人を狙ったもので、数多くの苦情が現在国民生活センターの寄せられています。一体どんな内容の苦情が寄せられているのでしょうか?自由化に絡んだどんな詐欺がなされているのでしょうか?私たちも同様の被害に遭わないために彼らの手口を見ていきましょう。

国民生活センターに寄せられている苦情

国民生活センターのホームページ内に、電気自由化に伴う便乗商法の注意が発せられています。

寄せられている苦情:www.kokusen.go.jp

どんな内容の苦情が多いか

苦情のほとんどは「太陽光発電設備の設置の勧誘」です。詐欺のようなものもあれば、必ずしも詐欺とは言えないものもあります。例えば街の電気屋さんは以前から、仕事の一環として太陽光発電パネルの設置の営業をしていました。「太陽光発電設備を屋根に取り付けませんか? お昼間は自分の家の電気を太陽光でまかなえますし、電力が余れば電力会社に買い取ってもらって利益を上げることができますよ。」これは詐欺ですか?

いいえ単なる電気屋さんの営業電話です。言っていることにウソもありません。ですが電力自由化が始まるという時期に、「もうすぐ電力自由化が始まります。この機会に太陽光発電設備を取り付けませんか?」となると、ある人は電力自由化に便乗して騙そうとしている思い込み、国民生活センターへの苦情となっているようです。なおのこと「設備の確認でお宅にお邪魔します」などと言われようものなら、消費者はさらに不安を感じ、詐欺と思い込みます。

ですが単なる町の電気屋も、太陽光発電設備の営業の際に発電設備を取り付けられるかの確認で、家の設備を見ないといけないのです。詐欺のように思い込まれて、国民生活センターから勧告を受けてしまった街の電気屋さんも多かったことでしょう。

便乗詐欺も存在した

ですがあげられている苦情の中には明らかに詐欺といえるものも含まれていました。

例えば「電気料金が40%も安くなる会社の案内」等の勧誘電話です。特定の新電力の名前を挙げて、「これほど電気料金を安くさせるためには、うちの給湯器、蓄電器を家に設置する必要があります」というような営業です。

実際にはそれほどの節約に成るはずもないので詐欺の部類に入るでしょう。またいくらうそをついていない、電気設備の正当な営業であっても、お年寄りばかりをねらって営業をし、高額の電気設備をローン払いで支払わせるようなものは詐欺に類するものとみなされます。

私たちが気をつけるべき事柄

電力自由化が始まった現在もやはり「電力が自由に売買できるようになった」ことに基づいていろんな勧誘がなされていくことでしょう。勧誘の電話の内容を聞くことそのものを気をつける必要はありませんが、それを購入するかどうかは、自分の家の状況をしっかり分析し判断する必要があるでしょう。

とくに購入するものが高額であればあるほど、一旦は断るのが賢明です。勧誘の電話に流されるまま購入するのではなく、本当に必要と思ったときに自分の足を運び購入するのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 5
    follow us in feedly

  関連記事

電力自由化には反対意見も・その根拠を3つ紹介

電力自由化バブルが発生…はじけたら安定供給は? 電力自由化で過剰供給の可能性も …

次世代エネルギー供給システムとして注目を集めるスマートグリッドとは何?

スマートグリッド導入の3つのメリットを紹介 電力とITのコラボレーション 電力自 …

将来の卸電力取引の発展に必要な「先物取引」

欧米などではすでに活発に取引されている電力の「先物取引」。 日本の卸電力取引所で …

こっそり教えちゃう 日本で一番高い電気料金の会社は実はこの会社

電力自由化後、少しでも電気料金が安くなればいいと思いますが、大胆不敵にも競争意識 …

水力発電-日本の豊かな自然の資源を使った3種類の発電方式

日本には豊かな水の資源があります。 そして昔から水車を使ってさまざまな仕事をして …

電力自由化の市場規模は20兆円以上!?ビッグビジネスの到来?

2016年より一般家庭向けに電力自由化が始まるわけですが、実は既に工業用・商業用 …

どうしてこのタイミング?電力自由化の歴史を振り返ってみよう!

2016年4月からいよいよスタートする電力自由化。 最近まで知らなかった人の方が …

電力自由化で原発再稼働は阻止できる!?

日本が脱・原発に動いた流れをおさらいしよう 日本人の大半は近年の様々な体験から脱 …

「再生可能エネルギー」のこれからを考える!コストや今後の課題はどうなる?

資源が少なく、外国からの輸入に頼らざるを得ない日本。益々混迷を極める国際情勢の影 …

電力自由化で期待される新しいビジネス創出のための企業提携

2016年4月電力自由化では大規模な市場拡大が見込まれ、多くの企業が参入を目論ん …