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電気自由化で電気メーターが変わる!生じる変化と生じない変化

   

いずれは変わる新しい電気メーターを理解する

「電力自由化が実施されていろいろ変わっても、うちは別に今までのところを使い続けるから何も変化はない」そう思ったら大間違いです。
電力自由化に伴いいずれはすべての家庭に及ぶ変化があるのです。

それは電気メーターが変わることです。

自由化で他のところから会社から電気を買うことになってもならなくても、この電気メーターの取替えは生じます。果たしてどんなメーターに変わるのでしょうか?

私たちの生活に意外な変化もたらしますが、意外と電気メーターが変わっても変わらない分野もあります。一つ一つ見ていきましょう。

 

電気メーターが変更となるのはいつ?

いつ電気のメーターは変更となるのでしょうか?電力自由化に伴って電力会社を変えた場合はすぐに取替えとなります。

なぜならどこの電力会社がこの家に電気を送電する義務があるか、どこの会社から電気料金の請求が行なわれるかはこの電気メーターによって決まるからです。

旧国営企業の電力会社から乗り換えた時点で、以前の電気メーターは外され、新しい電気小売業者で計測できるようスマートメーター(後述にて説明)が取り付けられます。

しかし引き続き旧国営企業の電力会社を使い続ける場合はいつ電力メーターが変更となるのでしょうか?旧電気メーターには10年~40年という寿命があります。寿命が来た時点で交換となるでしょう。

一軒屋の場合は寿命に伴い逐次交換となるでしょうが、マンションの場合はある時期まとめて交換となる可能性が高いでしょう。

 

電気メーター変更によって変わること

電気メーターの変更後、スマートメーターという新しい電気メーターが取り付けられます。これは自動検針システムつきのメーターで、検針員がメーターを見ることなく検針データが電力会社に送信されます。

同時にどれくらいの電気を利用しているかが30分ごとのリアルタイムで知らされますので、電力会社にとって今まで以上に電力量計画を立てるのに役立つことでしょう。私たちにとってはどんな変化が及ぶのでしょうか?

2つの変化が生じます。1つは検針員が検針に来なくなるという点です。ある家はメーターがある庭先に犬がいるので検針員が来る日は犬をつないでおくとか、屋上にメーターがあるので検針の日には屋上の鍵を貸し出すなど、検針に伴う面倒がありました。電気メーターの設置後一切そうした面倒がなくなります。今後訪問が必要になるのは、送信データに異常が見られるときくらいでしょう。

2つ目は新しい電気メーターでリミッター(大もとのブレーカー)が落ちなくなるという点です。いままで停電が生じたときにブレーカーボックスを見ると「あー、大もとが落ちてたよ」ということが多かったことでしょう。

これは電気基本料に基づいてこれ以上は電気を使ってはいけないという制限をかけるためです。しかし新しいメーターによってピーク電力はリアルタイムで分かるのでリミッターを取り付ける必要がなくなります。つまり大もとが落ちるという事態がなくなるのです。

 

電気メーター変更になっても変わらないこと

他の電力会社を選び、電気メーターが変更になっても、変化するのはメーターの変化だけです。配線の入れ替えなどの他の工事は一切必要ありません。今まで使っていたマンションの設備も屋内の設備も何も変わらないのです。

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