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次世代エネルギー供給システムとして注目を集めるスマートグリッドとは何?

   

スマートグリッド導入の3つのメリットを紹介

電力とITのコラボレーション

電力自由化は大規模需要家の間では早くから導入されていました。

しかし一般家庭における電力自由化はハードルが高いと見られていました。

ところがこのたび電力の全面自由化に踏み切ることができたのは、スマートグリッドの存在があったからだといわれています。

スマートグリッドとは、発電所や送電網、電力消費地をただ単に電線でつなぐのではなく光ファイバーをはじめとしたネットワークでも結んでしまおうという発想です。

電力技術とIT技術の最先端をコラボして、効率よく電力供給サービスができるようになります。

ちなみにスマートグリッドになると、電力計も変わります。

従来のものではなく、スマートメーターと呼ばれるものに変えられます。
日本では順次一般家庭でも、従来のアナログメーターからスマートメーターへの切り替え工事が行われます。
ちなみにスマートメーターへの工事ですが、皆さんが費用を負担することはないです。

 

スマートグリッドのメリットは?

スマートグリッドが普及することによって、メリットも期待されています。
その中でも主要な3つのメリットについて紹介しましょう。

 

電力の使い方がわかる

先ほどスマートグリッドの導入によって、スマートメーターに切り替わるという話をしました。

従来の電力計の場合、毎月の検針でどの程度の電力を使用しているかがわかりました。

しかしスマートメーターでは、30分ごとの電力使用量を計測することが可能です。
つまり従来は先月と比較してどのくらいの電気を使ったかしかわからなかったのが、30分ごとの使用状況を把握でき、より自分の電力の使い方を細かくチェックできるわけです。

 

需給バランスの調整がしやすくなる

スマートメーターによって、30分ごとの情報が得られます。
そうなると電力の需給バランスの状況に関しても、正確に理解できるようになります。
電力は作ったものを貯めておくことができません。

そこで効率的に電力供給するためには、需要にできるだけ合わせて供給量を調整する必要があります。
スマートメーターの登場で、よりリアルタイムで詳細な電力使用量がわかるので、この調整が正確にやりやすくなるわけです。

電力供給は安定した状態のままで、余分な電力を作るロスも防げます。
そうなると電気料金の値下げ効果なども期待できるわけです。

 

災害のダメージを少なくすることも

大震災や台風などによって、広範囲で停電してしまうことがままあります。

これは日本が従来集中型電源をとっていたことが原因と言われています。
もし自然災害などで発電所がダメージを受けて発電できなくなった場合、電力供給が大幅にダウンしてしまいます。

しかしスマートグリッドを導入すれば、どこでどれだけの発電ができるかをリアルタイムで把握できます。

たとえば住宅や商業施設、工場などで小規模な発電設備を有しているところもあるでしょう。この発電状況を把握して、電力が余っているのなら足りなくなっている所に融通するといったことも可能になります。

このような分散型電源であれば、大規模な長時間停電も回避できる可能性も高まります。

 

世界で注目されているスマートグリッド

日本では電力自由化に伴い、最近注目を徐々に集めています。
しかし世界では前の段階で、早くもスマートグリッドの導入が検討されていました。2000年ごろから検討が進められていて、世界中で検証実験も実施されています。

特に積極的なのは、アメリカです。たとえばコロラド州では、エクセルエナジーという電力会社を中心として、スマートグリッドの実証実験を実施しています。かなり本格的な実験で、実に110億円の予算を投じて行っているといいます。

アメリカの場合、電力ネットワークが老朽化しているところが多いという問題点を抱えています。このネットワークを刷新するために、スマートグリッドの導入が検討されてきました。

スマートグリッドの場合ITの技術を導入することで、安定した電力供給ができる反面、コストカットも期待できます。

しかも新規の関連ビジネスが生まれる可能性もあって、景気刺激に寄与するのではないかと見られています。
ヨーロッパでも、スマートグリッドへの注目は高まっています。スマートメーターを導入して、今まで以上に再生可能エネルギーの導入を進めていこうとしています。

そうして、地球温暖化対策をより強固に進めていくわけです。スマートグリッドは生活の利便性を向上するだけでなく、イノベーションにつながるのではないかと世界中で注目を集めています。

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