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自由化に伴う電気とガスの基礎知識を改めておさらい!

   

2016年よりスタートする電力自由化。

そして2017年からスタート予定のガス自由化。
今までは地域ごとの電力会社やガス会社と契約するのが当たり前でしたが、これからは様々な企業と契約できるようになり、選択肢の幅が大きく広がることになります。

ということで、いよいよ始まる電気・ガスの自由化の前に基礎知識を改めておさらいしてみましょう!

 

電気の基礎知識

まずは電気に関する基礎知識からチェックしてみましょう。ボルトやアンペア、ワット…そして最近見かける機会が増えてきたKVAを紹介します。

 

電気料金のボルト(V)って何?

電気料金に関連する単位のひとつにボルト(V)があります。

これは電気を押し出す力:電圧のことです。ボルトの数値が高いほど、電圧が高いことになります。

一般家庭では100Vの家電が用いられることが多いですが、工業用などの大型施設では主に200Vのものが使用されています。

しかし、ここ数年で200Vに対応した家電も次々と登場するようになってきました。具体的にはエアコン、床暖房、オーブンレンジなどが挙げられます。

 

100Vと200V、電気料金に違いは?

単純に考えると、100Vの2倍になる200Vだと電気代も2倍になるのでは?と思いがちです

しかし電気料金の差はありません。

例えば電子レンジ。100Vのレンジよりも200Vのレンジの方が短時間ですぐに温められます。つまり電気を使う時間を短くできるわけです。

ただ、エアコンなどある程度長時間にわたって稼働させる家電に関して言えば、部屋を冷やしたり温めたりする時間は短くなるものの、それをキープするための電力消費が大きいので電気代が高くなることもあります。

 

一般家庭でも200Vに切り替えられる!

最近の住宅だと、最初から100Vでも200Vでも使える単相3線式が採用されているので、切り替えなどを気にしなくても大丈夫です。

仮に100V対応のコンセントしかない家庭でも、切り替え工事費5000円程度で200Vが使用できるようになります。

 

電気契約のアンペア(A)って何?

現在電力会社と契約している書類や請求書などをチェックすると、契約容量:○○Aと記載されていると思います。

このアンペア(A)は、簡単に説明すると1度にどれくらいの電気が使えるかだと考えれば分かりやすいと思います。

例えば、消費電力500Wの電子レンジを使っていると、5Aの容量を使っていることになります。20A契約の家庭なら、4台の500Wの電子レンジを同時に稼働させるとブレーカーが落ちる…ということですね。

契約A数が大きいほどブレーカーが落ちるまでの余裕が生まれることになります。

 

オール電化なら特に注意して!

一人暮らしなら20A、それ以上なら40A…といった具合で、住居形態に応じて大体の契約Aは決められています

しかし、オール電化を導入している家庭は注意しなくてはなりません。

例えばIHクッキングヒーターとエコキュートを導入していれば、大体60~75Aが必要なことが多いです。もちろんこれはフル稼働させたときの話なのですが、最低でも60Aほどの契約は必要になると思います。

 

割と簡単に契約容量を変更できる!

実はAの容量は簡単に変更できます。「電気使用量のお知らせ」に記載されている電話番号にかけて、お客様番号を伝え、後はアンペア数を変更したい旨を伝えればOK!後日電力会社がアンペアブレーカーを変更しに来てくれます。

ほとんどは無料で交換してくれますが、心配なら確認しておいた方が良いかもしれません。

ただし、契約容量が大きくなると基本料金が上がるのでその点は覚えておきましょう。

 

消費電力のKVAって何?

電気料金の請求書を見ると、契約容量○○KVAと記載されているかもしれません。

一般的な家庭だと、上記した通りアンペアで表記されるのが普通。

しかしオール電化住宅が増えたこともあって、KVAが用いられることが増えてきました。
とはいえ、なんだかピンとこない単位ですよね。

簡単に説明すれば消費電力のことです。読み方はキロボルトアンペア。

詳しくは後述しますが、KVAは電化製品がロスする電力も加味した数値になります。

 

ワット(W)と何が違うの?

家電のスペック表を見ると「○○W」の表記がありますよね。
例えば家庭用の電子レンジなら、500Wか600Wが多いと思います。

ドライヤーやヒーターなどは電気を熱エネルギーに変換するだけのシンプルな機構なのであまり考慮しなくても良いのですが、エアコンなどの電化製品は記載されているWよりも多くの電力が必要なんです。

一般的にエアコンは表記Wの95%ほどしか使えません。
つまり5%ロスされることになります。
例えば700Wのエアコンなら、700W÷0.95=736.8W…およそ740Wの電力でようやく稼働できることになります。しかも40Wはロスさせるため、そのまま無駄な電力(正確には無駄ではありませんが…)となります。

しかしKVAはロスする電力を含めた数値になります。これがWとKVAの違いですね。

 

適切なKVAを見極めよう!

まだまだ馴染みが浅いKVAですが、今後もっと一般的に使われるようになると思います。電力自由化がスタートすれば、あえてKVA表記にする企業があるかもしれません。

なかなか適切なKVAを見極めるのは難しいですが、ネットで簡単にプラン診断ができる時代です。ぜひ試してみてください。

 

ガスの基礎知識

次はガスに関する基礎知識をチェックしていきます。

都市ガスやLPガス、原料から発熱量などいくつものポイントがあります。

 

都市ガスの種類

あまり知られていませんが、都市ガスには本当に多くの種類があります。

ガスグループ  標準熱量MJ/m3
(kcal/m3)
高カロリーガス 13A 42~63
(10,000 -15,000)
12A 38~46
(9,000 -11,000)
低カロリーガス L1
(7C.6C.6B)
19~21
(4,500 -5,000)
6A 24~29
(5,800 -7,000)
5C 19~21
(4,500 -5,000)
L2
(5B.5A.5AN)
19~21
(4,500 -5,000)
L3
(4C.4B.4A)
15~19
(5,800 -7,000)

地域やガス会社などでどの都市ガスが使われているかまちまちなのですが、現在はほぼ高カロリーガスが用いられています。

というのが、省エネ対策、地球温暖化対策を急ピッチで進めているからです。
従来のプロパンやブタンを主成分とした石油系ガスから、メタンを主成分とした天然ガスに変えられています。

それでは次はそれぞれのガスの特徴を紹介していきます。

 

 

LNG(液化天然ガス)

天然ガスを-162度で液化させたガスです。主に海外で産出された天然ガスを液化させて輸入しています。

 

天然ガス

新潟、秋田、北海道、千葉などで産出される可燃性のガスです。炭化水素が主成分。

 

石炭

昭和初頭のメインとなっていた燃料です。加熱することでガスが発生します。

 

LPG(液化石油ガス)

プロパンやブタンが主成分のガスです。原油や天然ガスと随伴して生産されています。

 

ナフサ

以前まで石油系ガスの主流でした。今はLPGの補完原料として使われています。

 

石油重油

昭和30~40年代に使われていた原料です。

 

オフガス

ナフサを分解するときに生成されます。不純物が少ないのが特徴。

 

LPガス

LPガスは都市ガスが行き届かない地域や、高カロリーガスが必要な工業用・商業用に利用されています。また、アウトドアなどで使うガスコンロもLPガスに分類されます。
 

 

ほとんどのLPガスは石油ガスを液化した「液化石油ガス」が用いられています。

 

都市ガスとLPガスのどっちを選ぶ?

基本的には住居ごとにどちらのガスを使うか決められています。例えば賃貸マンションなら、必ず都市ガスかLPガスか紹介されるはずです。

ガス器具によっては、都市ガス専用、LPガス専用と種類が合っているものでないと使えないことがあるので、事前に確認しておくと良いですね。

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