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使うと高くなる電気料金のしくみ!オール電化にすると余計に高くつく?

   

時代の流れを見ると「オール電化にした方が電気代が安くなる!」と捉えられがちです。

確かにそうなのですが、全ての人が無条件でオール電化の方がお得になるとは限りません。しかし一方でお得になっている人もたくさんいます。

どうしてこういうことになるのか、といえば、日本の電気事情の「使えば使うほど高くなる」というシステムが大きな鍵となりそうです。

オール電化プランで損する人は?

各電力会社によって若干内容に差異はありますが、ほぼ全てオール電化プランは安い単価と高い単価の組み合わせになっています。

地域全体で消費電力が多い日中は単価が高く、消費電力が少ない夜間は単価が低いことが多いです。

しかしライフスタイルによっては、日中は家にいて、夜間はほとんど電気を使わない…という方もいらっしゃると思います。
そうなると「安いのは深夜だけから暖房や給湯はガスの方が安く済ませられる」というケースも出てきます。

 

段階制料金で使うほど高くなる

電気料金プランにもよりますが、段階制料金を導入しているものもたくさんあります。

そもそも電気料金プランには「段階制料金」「固定性料金」があって、多くは段階制料金が採用されています。

段階制料金は、一度にたくさんの電気を使うほど料金の単価が上がる仕組みです。

例えば東京電力の従量電灯BCプランを見てみましょう。

  • 1段料金(~120kWh):19.43円
  • 2段料金(120kWh~300kWh):25.91円
  • 3段料金(300kWh~):29.93円

※2016年2月のデータ

最も料金単価が低い1段料金に抑えるには、1ヶ月あたり120kWh以下に抑える必要があります。となると、オール電化にすると厳しいですね。
ライフスタイルにもよりますが、ほぼ間違いなくガスと併用してspan class=”txtbgyl”>光熱費を分散させないと達成できないと思います。

 

自由化でプランが豊富に!選択肢が広がるかも?

電力自由化がスタートすれば、間違いなく新規参入会社からオール電化向けのお得なプランが提供されるようになるはずです。

既にありますが、固定制料金設定だったり、オール電化割プランがより充実したり…といったことが予想されます。

もちろんできるだけ電気代を節約することで、使用量に応じて高くなる電気単価を上げないようにすることも大切ですが、もっと根本的なプランが見直せるようになる、選択肢が広がるのは私たち消費者にとってメリットになってくれると思います。

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