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日本で再生可能エネルギーの増えない理由を種類別に紹介

   

 

太陽光発電の増えない理由

電力自由化で、再生可能エネルギーが普及するのではないかと期待されています。しかし現状では水力や火力発電などがいまだ中心で、再生可能エネルギーはなかなか普及していません。それはそれぞれに課題を抱えているからです。

太陽光発電の場合、まずソーラーパネルを設置する必要があります。
このソーラーパネルを設置する場所がないというのが問題です。
しかし設置できる候補として注目されている土地はあります。それは休耕地です。

農地の中でも多くが現在使われていません。
農地として活用されていないのであれば、ソーラーパネルを設置したらどうかという話になります。
しかし農地法と呼ばれる法律があって、農地に異なる建築物を作るのが制限されています。

また太陽光発電をした場合、電力会社に買い取ってもらえる制度があります。
しかしこの電力買取り制度ですが、永久に続く保証はどこにもありません。
莫大な費用を使って太陽光発電の施設を作っても、はしごを外されたらどうしよう、ということでなかなか太陽光発電に本腰を入れられない事情もあります。

 

風力発電の問題

原子力の問題が起きたときに再生可能エネルギーがにわかに注目を集めました。
その中でも、風力発電をもっと普及できないのかという話も出てきました。しかし風力発電にもいくつか課題があります。

まず風力発電の場合、とにかく設備投資にコストがかかりすぎるのが問題です。それなりのプロジェクトを動かすとなると、数十億円からヘタすると数百億円のお金が必要になります。

これだけのプロジェクトを動かせる企業と言われると、おのずと数も限られてきます。

しかもこれだけのコストを投じても、運営にはいくつかのリスク要因があります。
まず大きいのは事故です。

2013年には京都と三重で風力発電の風車の羽が落下するという事故が実際に起こりました。
この場合、被害はなかったもののもし落ちた羽が人や建物を直撃した場合、莫大な賠償金を請求される恐れもあります。

また風力発電は風の発生しやすい海辺に設置するのが一般的です。この場合バードストライクと言いますが、海鳥などが風車の羽に衝突する事故のリスクも十分考えられます。
その他にも海の生態などに影響をもたらし、周辺の漁業に影を落とす危険性もあります。

また大きな風車を開店させると、どうしても騒音が出て周辺住民の迷惑になるかもしれません。
さらには、大きな建物になりますから景観を損ねるといった問題も発生しかねません。
このような問題点をクリアしなければならず、なかなか風力発電を手掛けようというところが出てこないのです。

 

地熱発電の問題点

再生可能エネルギーの中には、地熱発電もあります。

地下のマグマの熱を使って発電をするシステムで、火山がたくさんある日本にとっては有利な側面があります。しかし地熱発電もなかなか整備が進んでいないのが実情です。

地熱発電の整備の進まない理由として大きいのは、とにかくお金のかかることです。地熱発電所を作るとなると、かなり大規模な土地を確保しないといけません。

費用はだいたい数百億円レベルになるでしょうし、開発までに10年以上はかかります。

これだけの負担に耐えられる企業は、そう多くないはずです。

しかも発電所を作るには、法律の制約をクリアする必要も出てきます。

地熱発電の候補地を見てみると、その多くが国立公園や国定公園の中にあります。これらの土地で地熱発電所を建設しようにも、自然公園法という環境保護の法律に引っ掛かってしまうのです。

日本には豊富な温泉資源があって、冬場身体を癒しに旅行する人も多いでしょう。地熱発電は地下水をくみ上げて発電する方式をとっています。
そうなると、温泉の泉質や湧出量に影響の出る可能性も出てきます。

また温泉地の近くで地熱発電の施設を作るとなると、自然に囲まれた美しい温泉街の景観を損ねる可能性も出てきます。
その結果建設計画を立てても、温泉組合が同意してくれないという事態も想定できます。このようにそれぞれの再生可能エネルギーに関しても、クリアしなければならない課題がたくさんあって、なかなか進行していかないのです。

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