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アメリカで進む電力自由化−海外の現状はどうなってる?

   

1990年代後半から電力自由化が進んでいるアメリカ。

日本はアメリカほど電力需要が高いわけではありませんが、毎年約一兆キロワットもの電力需要があります。アメリカでは電力自由化が始まった後、どんなことが生じたのでしょうか。2000−2001年に生じた「カリフォルニア電力危機」という言葉を聞かれたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

この時は、電力自由化が州知事のリコールや経済の悪化の原因となりました。それで日本で電力自由化が始まると、電力の値段が突然跳ね上がったり、電力供給が止まってしまうのではないかと心配されることもあるかもしれません。アメリカの現状はどうなのでしょうか。また将来の日本はどうなるのか考えてみることができます。

アメリカの電力自由化はどうなっているの?

アメリカの電力自由化と聞くと、すべての州で、また国単位で電力自由化が行なわれるように思うかもしれませんが、実はアメリカでは州ごとによって電力を自由化するかしないかが任されています

現状として、アメリカのうち、主に東部の14の州とテキサス州、そしてワシントン特別市で全面自由化が行なわれています。その中でも成功していると言われているテキサス州、ここでもすべての地域が自由化されているわけではありません。それぞれの地域の特色や必要に応じて選ばれていることが分かります。

電力の選び方は、自分の環境への見方と関係している

もともと資源の豊富なアメリカですが、近年再生可能なエネルギーが導入され、例えば太陽光発電などのように、環境に優しいエネルギーが少しずつ増加しています。電力自由化は、どの電力が安いかというだけではなく、どんなエネルギー源かということが選択できるようになっています。

それで自分自身の環境への考え方によって電力を選ぶことができます。これはわたしたちが電力自由化に伴う選択の仕方に影響を及ぼすかもしれません。現在日本では、電力需要の大半を天然ガスと火力発電でまかなっていますが、電力自由化によって、再生エネルギーの電力を買いたいという選択肢もできるようになるかもしれません。

国の規模の違いや特徴に合わせられるか?

アメリカと日本を比べると、国土の大きさ、電力需要、電力供給の方法も異なります。さらに、夏の気温上昇など突然の電力需要が増加する時に大停電が起こる心配もあるかもしれません。すでに約20年の歴史があるアメリカの電力自由化もまだ答えが出ていないというのが現状と言えるでしょう。

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