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20年以上前からイギリスで進む電力自由化−現状はどうなっている?今後は?

   

イギリスでは1990年に国営の電力会社が民営化され、電力自由化が始まりました。

その後、大手の電力会社が海外(ドイツやフランスなど)に買収され、BIG6と呼ばれる6大グループが圧倒的なシェアを持つようになります。現在では発電会社と小売会社を合わせると200以上存在しています。これほど多くの会社から自分の家庭に見合うプランを探すのはとてもむずかしく思えるかもしれません。

イギリスの電力自由化の流れを見ていくと、はじめのうちは電気代が安くなりましたが、燃料費が高騰するにつれ、電気代が跳ね上がるという結果になりました。今イギリスで電力自由化によってどのように一番ふさわしい電力会社を選ぶのでしょうか。また、イギリスでの電力自由化はどのようになるのでしょうか。

電気の購入以外のプラスアルファで電力会社を選ぶ

電力の供給市場には、もともとは通信業界の大手の企業も含まれています。電気代そのものを安くするという形のサービスだけではなく、携帯電話とセットにして割引にするものや、ガス代と合わせて安くしますという形態をとるものもあります。では、どのようにしてそうしたことが可能になるのでしょうか。

これらのサービスは、コストをカットして電気代を安くするというより、利益を減らしてコストダウンするという方法が取られています。他には、非営利目的の会社が経営している電力会社では、比較的安い価格で電力を買うこともできますし、サービスの良さで選ぶこともできます。

なので、現在のイギリスの家庭において電力を選ぶことが、現在日本でのインターネット・プロバイダーを選ぶような感覚で選ぶことができるということです。では、一般家庭においてどのように電力供給会社を選ぶのでしょうか。

どのように電力供給会社を選んでいるのか

現在イギリスでは、消費者が容易に料金プランを選べるように、料金を比較できるサイトがあります。例えば、例としてUKPOWERという比較サイトがあります。

最初の画面で現在の住所を郵便番号から検索し、その後必要事項にチェックをつけると、どの供給会社を選べばいくら節約できるかが出てきます。このサイトの利点はこのまま契約に進むこともできるということです。もちろん日本でも料金比較サイトで違いを見ることができます

しかしイギリスでは、こうしたサイトは、電力・ガス市場局によって認定されているので、安心して利用することができます。では今後イギリスでは、電力自由化はどうなるでしょうか。

現在イギリスの電力自由化では、利益を減らして電気代を安くするという方法が見られます。しかし、依然として燃料費に左右される発電では電力自由化後に、今までよりさらに高くなるという可能性もあります。それで今後は燃料費に左右されない再生エネルギーへの転換が急務になります。そして、イギリスと同じ島国の日本にとっても同じ課題だけではなく、消費者が選びやすい環境を整えることも必要になります。

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