エネリスト

電気に関するあらゆる情報をお届け

電力節約などで考えたいゼロ・エネルギーとは?

   

東日本大震災の原子力発電所事故などでより一層環境問題やエネルギーに関する問題が日本国内で議論されるようになってきましたね。

そんな中、ゼロ・エネルギーという言葉もよく耳にするようになっています。

これは節電も含めた省エネや再生可能エネルギーを利用することで建物内で使用されるエネルギーを、年間でほぼゼロにしようという考え方で、「ゼロ・エネルギー・ハウス」だとか「ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」などと呼ばれるものが出始めています。

特に、前者の方は日本政府が補助金を申請できる制度を用意して推進していて、一般家庭でも注目したい計画です。
これは原子力発電などに依存し過ぎたことから脱却するための方針なのでしょう。

原子力発電所のように事故が起きたときに広範囲に甚大な被害をもたらすこともなく、火力発電所のように環境破壊を懸念する必要もなく、ひとつの家で省エネなどの環境保護に役立てた上、電気料金も節約できるというメリットに注目されています。

 

ゼロ・エネルギー・ハウスで補助金を受け取る条件とは

 
ゼロ・エネルギー・ハウスの補助金を申請するにはいくつかの条件をクリアしていなければなりません。

経済産業省が定義するゼロ・エネルギー住宅に認可されるには、下記の5つの条件を満たしている必要があります。
 

 

電気の消費量と発電量の差し引きがゼロ

 

一定以上の断熱性能がある

 

自然エネルギーなどを取り入れた先進性がある

 

発電量と消費量のデータを蓄積できる計測装置がある

 

太陽光発電システムがあること

 

 
1つめの条件は当たり前なのですが、ほかにも4つクリアしなければなりません。
まず、断熱性能です。

省エネ法で断熱性の基準があり、定められている数値以下でなければなりません。
これは北海道から沖縄まで6つの地域に区分けして、それぞれに基準値が設けられています。

それから設計思想というか、しっかりと自然エネルギーを取り入れ、先進性が認められる設計手法および制御機構がなければなりません。
屋内外の温度差による換気制御システムなど、様々な最新機能がなければならないのです。

当たり前ですが、使った分と作った分の電力量がわかるように記録できる装置も備わっていることは必須です。
そして、発電には太陽光発電システムを利用します。
現状は太陽光発電は必須になっています。

 

ゼロ・エネルギー・ハウスで得られる補助金

 
ゼロ・エネルギー・ハウスがしっかりと認可された場合、どれくらいの補助金が得られるのでしょうか。

それは、補助対象費用の50%以内もしくは上限350万円です。結構大きな額ですね。
これは日本政府がこの支援事業によって2030年までにゼロ・エネルギー化を目指しており、まだ2012年に始まったばかりのことなので、高めの設定にして情報収集をしているのかと思われます。

この補助金を得るには工事完了後に報告や調査への協力が義務づけられています。

その手間の分だけ上限金額が高めに設定されているとも言われています。

面倒があるとはいえ、そこそこに大きな額ですから、近く家を買おうと思ってる方は一度調べて見た方がいいかもしれませんね。

ゼロ・エネルギー・ビルも推進されているので、今後はこういった建物が主流となり、環境問題には日本人全体が取り組んでいくことになるのでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 4
    follow us in feedly

  関連記事

今後期待される資源はシェールオイルとシェールガス

近年、石油や天然ガスの採掘で期待されているのがシェールオイルとシェールガスです。 …

日本がアジアへ電力システムを輸出させる意義

日本の電力システムは世界的に見ても非常に優秀な性能を持っており、外国へと輸出され …

海外送配電分野で日本の活躍に期待が寄せられる

日本の電力システム輸出事業の中には海外送配電分野があります 外国への電力システム …

電力自由化前夜に起こっていた電気料金高騰とは?

2016年4月に入り、ついに日本の電力市場が開放され、電気料金の自由化が始まりま …

電力自由化でたくさんの電力会社が誕生し、価格の比較が難しくなった現実

2016年の4月に始まったばかりの電力自由化ですが、全国で今後も引き続き最大で数 …

電力自由化のセットメニューでは「電力・ガス」のセットが比較的お得なのは本当!?

さあ2016年4月に入り、いよいよ電力の自由化が始まりましたね。 これまでの大手 …

多数登場した新電力会社を選ぶ際に消費者が見極める力とは?

ついに始まった電力自由化ですが、一体どの電力会社を選択すればいいのでしょうか。 …

超高齢化社会になる2025年問題で変化するサービスは電力自由化にも影響する

まず、2025年問題をご存知でしょうか。 日本が超高齢化社会となり、国民の3人に …

世界中で高評価の日本の電力システム輸出とは

日本の電力システムが国外に輸出されており、世界中の人々から好評となっています。 …

エネファームで地球温暖化対策をしながら節電へ

電力市場が全面的に自由化になって、これまで節電と言えばあまり電気を使わないように …